IDC Japanの2017年の調査によると、2016年の国内デジタルマーケティング関連ソフトウェア市場規模は、前比8.1%増しとされており、デジタルマーケティングの市場規模上昇はこれからも続くと予想されています。
それに伴い、多くの企業がデジタルマーケティング導入を避けては通れないのではないでしょうか。
しかしデジタルマーケティングを導入するにあたり、一体どのような手法があるのか分からない方もいらっしゃるかもしれません。
今回はそんな方のために、デジタルマーケティング手法についてご紹介していきます。

デジタルマーケティングにおけるさまざまな手法とは

デジタルマーケティングとは、Webマーケティングとの違いや重要性についての記事でご紹介しているように、デジタルマーケティングとは、ありとあらゆるデジタルチャネルを活用したマーケティング手法のことを表します。

2010年頃までは主なデジタルチャネルと言えばWebサイトでしたが、現在はWebだけではなくソーシャルメディアなどやIoTなどの普及により、その幅は広がり続け、現在はさまざまなデジタルチャネルが存在しています。
では、企業の目的を達成するにはどのような手法があるのでしょうか。
主なデジタルマーケティングの手法を、それぞれの特徴と共にご紹介いたします。

Webサイト運営

Webサイトの運営は、代表的なデジタルマーケティング手法であり、デジタルマーケティングにおいて大切なファーストステップです。
現在、消費者の多くはオンラインで情報収集しています。
消費者がオンライン上で情報を自由に選択できる今、広告のようなプッシュ型マーケティングは敬遠される傾向にあり、Webサイト運営などのプル型マーケティングは見込み顧客獲得に効果的なマーケティング手法と言えるでしょう。
デジタルマーケティングのプロセス1として、自社サービスや商品を紹介するWebサイトを制作し、消費者に認知してもらうことが大切です。

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コンテンツマーケティング

Webサイトを運営するにあたり、見込み顧客取得に大きな役割を果たすのが、コンテンツマーケティングです。
コンテンツマーケティングとは、ブログなどの記事を作成し、よりサイトの露出を増やすことにより、見込み顧客を獲得する手法です。

婚約指輪などを扱うジュエリーブランドのサイトを例にしてみましょう。
例えば、【婚約指輪 相場】などのキーワードで記事を作成すると、婚約指輪購入の検討段階である見込み顧客に、サイトを認知してもらうことが可能ですね。

実際、CMIの調査では、広告からよりもコンテンツマーケティングの方が約3倍の見込み顧客を獲得することができたと発表されています。
このように、コンテンツマーケティングは潜在している見込み顧客へ認知を広めるという目的において、効果的な手法と言えるでしょう。

SEO

Webサイト運営やコンテンツマーケティングを行ううえで欠かせないのがSEOです。
SEO(Search Engine Optimization)とは、日本語に訳すと検索エンジン最適化となり、Webサイトを検索結果の上位に表示させるための対策のことを表します。

Internet Marketing Ninjasが公開した検索順位ごとのクリック率は、1位21.12%、2位10.65%、3位7.57%となり、8位以下になると1%台となり、ターゲットとなる消費者に読んでもらう率は順位が下がると共に低くなるということが分かります。
つまりは、SEOを行っていない場合、せっかくWebサイトやブログを制作しても、ターゲットに見てもらえないということが起こってしまうのです。
まずは、Webサイトを運営する場合、SEOをしっかりと意識しましょう。

ソーシャルメディアマーケティング(SMM)

SMM

引用https://www.shutterstock.com


Global Digitalレポートでは、世界でソーシャルメディアの使用者は、過去12カ月で13%伸びているとされ、日本でも11%伸びていると発表されています。
このようなソーシャルメディアの急激な成長により、ソーシャルメディアマーケティング(SMM)の地位は、デジタルマーケティングの手法のひとつとして確立されました。

また、FaceBookなどのシェア機能やTwitterでのリツイート機能により、有益な情報や面白いと思う情報を、ボタンひとつで簡単に拡散できるようになり、企業はこれまで広告に費やしていた費用や時間を大幅に削減できるようになったのです。
現在では、SNSでも広告を出せるようになり、金額も少額から始められるため、TVなどの広告よりも企業が取り入れやすいといった特徴があります。
そういった手軽さも、ソーシャルメディアマーケティング(SMM)が、デジタルマーケティング手法としての地位を確かなものにした理由のひとつでしょう。
ターゲットがソーシャルメディアを使用する層であれば、大きな効果が期待できると言えます。

デジタル広告

デジタル広告

引用https://www.shutterstock.com


情報選択の自由化が広まり、コンテンツマーケティングなどのプル型マーケティングが広がりを見せています。
しかし、広告のようなプッシュ型マーケティングが敬遠されるようになった側面では、アドテクノロジーの浸透により、さまざまなデジタル広告システムやサービスが登場してきました。
代表的なものとして挙げられるのが、アドネットワークやアドエクスチェンジ、それらを管理するDSPです。
これらのサービスにより、これまで企業のマーケティング戦略の主流であったマスマーケティングではなく、よりセグメンテーションされたマーケティングを行い、費用対効果の高い広告をうてるようになったのです。
コンテンツマーケティングは時間がかかるのに対し、デジタル広告は即効性があるため、期間限定のキャンペーンなどの場合に効果的な手法と言えるでしょう。

Eメールマーケティング

Eメールマーケティング

引用https://www.shutterstock.com


Eメールマーケティングとは、その名の通りEメールを使用したマーケティング手法のことです。
今でも、30代以上の世代では主要なチャネルのひとつであり、BtoBにおけるビジネスでは重要な役割を果たしています。
そういったこともあり、デジタルマーケティングにおいて欠かせないツールのひとつがMAツールでしょう。

MAツールを使用することによりメールの開封率、リンクへの遷移率、メールからの売上など、これまで計測できなかった指標も計測が可能になりました。
これまで見えなかった部分が可視化されることにより、全員に同じメールを送るマスマーケティングではなく、各個人が必要とする情報を必要なタイミングで届けるOne to Oneマーケティングに移り変わり、より効果的なキャンペーンを行えるようになったのです。

IDC Japanの調査によると、MAのようなデジタルマーケティング関連ソフトウェアの国内市場規模は、2016年~2021年を年間平均成長率6.8%で上昇するとの予想が立てられています。
これからもEメールマーケティングはデジタルマーケティングにおいてより注目されると考えられます。

eBook

ebook

引用https://www.shutterstock.com


デジタルマーケティングにおけるeBookとは、無償でダウンロードできるホワイトペーパーや事例集のことです。
電子媒体であるeBookはオンラインでのダウンロードが基本となり、ダウンロード時に見込み顧客となるサイト利用者のアドレスや会社名などの情報を得られます。
さまざまなeBookを用意することで、見込み顧客がどのような情報に興味があるのかを知ることができ、One to Oneマーケティングを行う上で貴重な情報となるでしょう。MAツールを使用することにより、見込み顧客の獲得・育成につなげる事ができます
また、紙媒体に比べ制作コストも安く、簡単に新しい情報を追加していけるのも魅力のひとつと言えます。

デジタルマーケティングを行う前に目的を明確にする

デジタルマーケティングを導入するにあたり、まずは事業の目的と課題を明確にすることが大切です。
それぞれの手法には、それぞれの役割があり、それを理解し、適切に戦略を設定し行うことによりデジタルマーケティングの効果が表れます。
現在抱えている課題が、認知・エンゲージメント・育成・クロージング・支持化のどれなのかをまずは明確にし、目的に合わせた手法を決めるようにしましょう。
手段が決まれば、それに対し適切なKPI・KGIを定め、計測・分析を行いPDCAを回していくことが大切です。

カスタマージャーニーマップで消費者インサイトを可視化

カスタマージャーニーマップを使用すると、企業が掲げるゴールを達成するためには、消費者にどのようなアプローチをするべきかが見えてきます。
カスタマージャーニーマップとは、消費者が企業の目指すゴールに至るまで、どのような行動・感情・思考・抱えるであろう課題を時系列に並べてマップ状にしたものです。
ステップ別にマップとして可視化することにより、どのタッチポイントでどのような課題があり、どう解決すべきなのかが俯瞰して見えてきます。
また、チーム内で共有ができる為、認識のずれが起らない、課題の優先度が明確にできるといった利点もあります。
徹底的に顧客目線になりユーザーインサイトを深く知ることにより、満足度の高いカスタマーエクスペリエンスを提供することができるのです。

カスタマージャーニーマップ例

デジタルマーケティングの手法まとめ

消費者が自ら情報を選べるようになった今、マーケティングの世界では「買わせる」のではなく「選んでもらう」ことが、購買行動に繋げるために重要だとされています。
そのためには、目的に合わせた戦略と最適なツール選定、ユーザーインサイトを深く知る、全てが大切と言えるでしょう。

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導入後も、企業に駐在し運営をサポートいたしますので初めてのデジタルマーケティングでも安心して導入いただけます。
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